お利口さんだね、って言われる子たちって実は本来の犬らしい行動をしない子たちがそう言われる傾向にあります。
たとえば、
吠える、噛む、引っ張る、唸る、マーキングするetc.
これが犬らしい本来の行動。
でも、これが
吠えない、噛まない、引っ張らない、唸らない、マーキングしない
犬らしい行動に全て「ない」をつけるとお利口さんねって言われるんです。
そして、飼い主さんたちは愛犬に「お利口さん」になってもらうために必死にしつけをするわけなんですが、
でも、犬たちは本来の犬らしい行動をさせてもらえない生活でストレスはたまらないでしょうか?
犬らしい行動をすると、問題行動と言われてしまい、やりたいことを我慢させられてしまって本当は辛いって思ってはいないでしょうか?
人間もやりたいことができないとストレスになって心や体の病気になってしまう人たちもいます。
人間の脳と犬の脳の作りはほとんど同じなんです。
ということは、人間が病気になるのなら、じゃぁ犬たちは?って思いますよね。
あなたは、大切な愛犬にストレスを与えてはいませんか?
犬らしい行動を飼い主のエゴで無理やりねじ曲げてはいませんか?
わたしは、自分の愛犬がお利口さんね、って言われると心配になります。
この子はもしかしてやりたいことを我慢してるのではないだろうか、と一瞬でも考えてしまうからです。
する必要がなくてしないのであればいいけれど、したいのに我慢しているのだとすれば。
だとすればそれは、私にとって『お利口さん』という言葉は決して褒め言葉にはならないのです。
愛犬には極力我慢なんてさせたくない。
できる限り犬らしく、幸せに生きさせてあげたいと思うのです。
あなたの愛犬はやりたいことができていますか?